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平成17年1月29日〜30日に長野県山岳総合センター研修講座「講師研修会」に参加した。この講習会は講師あるいは山岳会のリーダーとして、雪質観察や埋没者の探索、搬出をどのように展開するかを検討することを目的として開催された。
<1月29日>
講師は元文登研所長で現長野県山岳協会会長の柳沢昭夫氏であった。
講師が一人なのに対し、参加者が60人近くあり、現場ではほとんど講師の話は聞けなかったが、一日目の夜には夜10時まで議論が交わされるなどなかなか有意義だった。詳細な内容についてはとても書ききれないので省略。
また、一番勉強になったのは、鹿島槍スキー場から荒沢奥壁を観察し、当日の天候や最近の降雪状況から登はんルートにどのようにアプローチするかの考え方だった。よくあるビーコントレーニングや弱層テストは、他にもいろいろ勉強できる場があるので、講師の豊富な経験に基づく観察眼は非常に参考になった。

鹿島槍スキー場からハイクアップした尾根から荒沢奥壁を望む
右下から鹿島槍に伸びる尾根は天狗尾根。北壁はちょっとだけ見える。わくわく・・・

同じ場所から爺が岳東面を望む(西沢はスベリによさげだが完璧な雪崩斜面)
一昨年の雪上訓練で登った東面の尾根は結構ちんけに見える。

終始こんなかんじ。さて講師はどこでしょう。
トレンチを掘り、雪質を観察した後、ジャンプテスト、コンプレッションテスト、ハンドテストなどなどを行い、雪質の評価を行う。評価の結果、当日の行動方法を決定する。スキーヤーやボーダーは雪面に与える衝撃がクライマーより大きいと予想されるため、クライマーより非常にシビアな判断が必要になると思われる。
おまけのK氏(懇親会)
<1月30日>
二日目はビーコンによる埋没者の探索。リーダーを決め、埋没者3名を15分以内を目安に探索する。リーダーは2次雪崩等の危険に対する見張り役も兼ねた。
斜面に200mくらいのデブリゾーンを設定し、一箇所屈曲点を持たせた。よって、探索は屈曲点と末端を優先して開始した。消失点とデブリの箇所にスリング等でマーキングも行った(二次災害の危険等のため一旦現場を離れた時のため)。いままで行った訓練のなかでは最も広く、本格的なものだった。
埋没者役はザックだったが、ダミーとしてスコップやストックなどもちりばめられた。講師より「ビーコンのない場合あるいは壊れている場合」の想定も示唆されていたのでそういう地点もプローブで調査を行った。リーダーは探索中にホイッスルで2次雪崩の発生を知らせ、避難する訓練も行った。埋没者のうち2つはF1focusの2mレンジでREDが2つまでしか付かなかったため、結構深くに埋められていることが分かった(かなりの時間をかけて埋められたようだ)。
今回はデジタル、アナログともに探索速度に有意な差は感じられなかった。アナログを持っているヒトは昔から持っていて、扱いに慣れていたからかもしれない。
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