笠ヶ岳山岳ラン

平成17年8月27日(土)
参加者:dani単独
エリア:北アルプス笠ヶ岳

27日1:00 自宅発
   3:00すぎ 中尾温泉駐車場着 仮眠
   5:20 中尾駐車場出発
   8:40 笠ヶ岳山頂
   11:00 鏡平小屋
   12:00 ワサビ平小屋
   13:00 新穂高温泉でカツ丼

実際かかった時間/コースタイム:
中尾温泉口〜笠ヶ岳(3:20/8:00)〜鏡平(2:20/3:45)
〜ワサビ平小屋(1:00/2:40)〜新穂高温泉(1:00/1:30)
全経路 7:40/15:55

踏破距離:約27.8km  累積標高 2481m  標高差 1920m

 



 金曜日に送別会があり、飲まないでおこうと思っていたが、気がついたらリミット以上に飲んでいた。酔っているので家に帰ってもすぐに出発できない。仮眠したら起きられないと思い、朝1時ごろ出発。何度も居眠りで怖い思いをしながら、中尾温泉駐車場にたどり着き、爆眠。
  朝、雨の音で目が覚める。 周りがガスっているし、雨もチラチラ。薄暗い中、このまま寝て帰ろうかな〜などという考えが一瞬頭をよぎったが、高い高速代を払ってきたのだし、初めての北アルプストレイルラン(というより今日のは山岳ラン)なので気合を入れて起きる。

  ライトスピードもリアクターもハイドレーションも初出撃。ワクワクする。
  薄暗い中、クリヤ谷の登山道に向かう。ここは何度か錫丈にクライミングに来ているので勝手知ったる道だ。途中、先行パーティーに会うが、彼らは錫丈に行くらしくガチャの重荷のために歩みが遅く、抜かさせてもらう。ここから山頂までは誰にも会わなかった。

  トレイルランは一般には登りは早歩きで、平地や下りを走るのが普通である。なので、ここから笠ヶ岳までは早歩きで行くのだが、コースタイムが 8時間なので人気がないのか、誰にも会わない。トレイルにクマザサが覆いかぶさっているところが大部分で、雫が服について、すぐにびしょびしょになる。


登山道はこんな感じ

クリヤの頭くらいにくると一瞬ガスが抜け、青空が見える。さらにやや平らになってきたので、ところどころ走りながら進む。一瞬の青空に、やっぱきてよかった〜と思うが、すぐにガス雲の中に。だれにも会わない。

笠ヶ岳の東面は冬季は戸隠のようにクライミングの対象となる。第1から第4尾根までがあるが、 クリヤの頭は第1尾根の頭になる。



笠ヶ岳山頂に近づくとまたまたガスが濃くなる。槍方面の眺望を楽しみにしていたのに・・・何も見えず。山頂にも誰もいない。 土曜日なので朝一から登って笠ヶ岳山荘に泊まり、山頂を小屋からピストンするのが、通常の登り方なのだろう。笠新道から山頂はコースタイム6時間50分。かなり急な道らしいが、笠への最短経路だ。途中、穴毛谷の源流の杓子平を通れるのが良い。



とりあえず、セルフで、記念撮影。誰もいない、何も見えない・・・


笠ヶ岳から弓折岳まではなだらかな道が多いためゆっくり走る。笠新道との分岐あたりでやっと年配の夫婦にであう。昨日は笠ヶ岳小屋に泊まったのだろうか。


笠ヶ岳から弓折岳に向かう登山道は、結構走れる。こんな感じ。


走りやすいが、ハイマツの向こうから突然登山者が現れ、ぶつかりそうになったりする。


トレイルから打込谷の源流部が見えた。この後、双六谷の源流部も見える。来年はここをソロで駆け抜け、槍沢を駆け下りたい。


抜戸岳北西面の打込谷がガスの間からチョット見えた。


双六谷源流部。残念ながら双六岳は一度も姿を見せなかった。弓折岳から。

弓折岳(ピークは踏んでないけど)から長い下降に入る。これからがトレイルランの醍醐味だ。電池が切れるまでダウンヒルしたい、、、が、この頃から登りの登山者が多くなってきて、何度もランを止めることになる。挨拶しながらなるべく走り続けようとするが、登りの登山者はヘタをすれば、50cm前しか見ていない人もいるため何度がびっくりされる。「トレイルラン」や「山岳ラン」が一般登山者に認知されていれば、ご苦労さんですな〜で済むかもしれないが、いまのところは酔狂なヤツ、傍若無人な登山者、マナーの悪い元気者が関の山だ。スミマセンを連発しながらがんばって下る。一応、午後2時に新穂高に着くというのが目標だったので。

昔、大阪時代の先輩がここでバイトしていたと聞いた。そのときはツキノワグマがよく出たらしい。



鏡池。ここに写る槍の写真は定番中の定番。当然槍は見えず。時間的には余裕になってきたのでここでの景色を見ながらビール・・・なんてどうよ、なんて思っていたが、完全にスイッチが入り、下るのが楽しくなっている。僕は石のてっぺんをけりながら走るのが大好きなので、石の多い北アのトレイルは楽しいのです。


小池新道を降り、蒲田谷左俣沿いの林道にでる。
9月19日のセルフディスカバリーマウンテンマラソンのイメージのために走る。しかし、ワサビ谷小屋を越えた辺りから疲れてきて歩く。時間的にも余裕があるので景色を楽しみながら歩く。疲れた〜。



あまりメジャーではないが、笠ヶ岳穴毛谷沿いには岩場が結構ある。エイドルートもアル。




穴毛谷出口。去年の春にボードでスベリに行った。来年はテレで是非行きたい。
上の看板には穴毛谷の由来が書いてあります。
2000年3月27日標高2720mから日本最大の雪崩が発生し、ちょうどこの写真の撮影地点付近までデブリが到達した。この雪崩により砂防工事の作業員2名が死亡し、砂防施設もことごとく破壊された。この沢を登れば、その雪崩の規模の大きさに寒気がします。


クリヤ谷の下から見える錫丈岩。烏帽子方面も見える。冬に左方カンテを登ったとき、先行パーティーだった信大2人組み(Y君、K君コンビ)は笠に抜けるといっていたような気がするが・・・今回その距離感を知って呆然。彼らは雪の中、テントを張らず、ごろ寝してたな・・・

以上、初めての山岳ランということで、結構面白かった。しかし、残念ながら力不足でランの部分はかなり少なく、早歩き登山(大急ぎ小動物系?)となった感は否めない。

こういうことをすると、ともすれば、「何で俺走っとんねん???」と思いがちであるが、視界ゼロということでそういった邪念もゼロであった。
今回距離は20数キロ?で8時間弱かかったが、 ハセツネが70km以上ということを考えれば、この3倍を走ることになり、、、もっとスピードアップが必要であると感じた。まあ、ハセツネより標高差はもっとあるし、走りにくいし、登山客がいっぱいでストップ、待ち時間も多いので比較はできませんが、山を走る距離感を感じることができ、有意義でした。

これから走りたいコースは、やはり立山から槍と南アかな。